本文へ移動

保育士になるには

知っておきたい!保育士になるための2つの方法

保育士資格を取得する方法は次の二通りあります。

一つは、都道府県知事が指定する「指定保育士養成施設」という、学校その他の施設(大学・短大・専門学校など)で学んで卒業をする方法。こちらは施設により、2年制から4年制まで幅があります。高校卒業後の進路で保育士を目指したいと考えている人は、こちらを選択するのが良いでしょう。

もう一つは、年2回実施される保育士試験を受験し、合格する方法。受験資格を満たす必要はありますが、指定保育士養成施設以外の学校の卒業者や、社会人でも資格取得を目指すことができ、幅広い人に道が開かれています。

保育士資格を取得する2つの方法についてのイメージ図

方法①指定保育士養成施設を卒業する

指定保育士養成施設を卒業する場合のイメージ図

指定保育士養成施設には、主に大学(4年制)、短期大学(2年制)、専門学校(2年制/3年制)などの施設があります。全国で合わせて675か所(令和3年4月1日時点)があり、これらの学校を卒業すれば、試験を受けずに保育士資格を取得することができます。学校では座学だけでなく、実際の保育現場で学ぶ保育実習があり、実践的なカリキュラムが組まれています。

短大や2年制の専門学校に進めば、2年で保育士資格を取得することが可能。一方で、3年制の専門学校や大学では、幼児教育やこどもの心理学など周辺分野の学びを深めることができます。また、通信教育や夜間学部を設けている学校もあるので、働きながら学ぶことも可能。環境や目的に合わせて、進路を考えてみましょう。

方法②保育士試験を受験する

保育士試験を受験する場合のイメージ図

年に2回(前期・後期)実施される保育士試験を受験し、合格すれば保育士資格の取得が可能。指定保育士養成施設ではない学校の卒業者でも、受験資格を満たせば保育士を目指すことができます。
受験資格は概ね「短期大学卒業程度」で設定されていますが、最終学歴が高等学校卒業であっても、「児童福祉施設で実務経験2年以上」などの条件を満たせば受験資格を得られます。詳しくは以下のリンクで受験資格を確認してみてください。
試験は筆記試験と実技試験の2段階あります。筆記試験は「保育原理」「教育原理および社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」「保育の心理学」「子どもの保健」「子どもの食と栄養」「保育実習理論」の8つの科目で行われ、全科目で合格すると実技試験に進めます。
実技試験は、保育実習実技に関する試験で、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3分野から2分野を選択します。詳しくは以下のリンクから確認してみてくださいね。

保育士は一生ものの資格

保育士資格が取得できたら、各都道府県の保育士登録簿に登録することで、晴れて保育士として働くことができます。資格は一生ものなので、一度保育士の仕事から離れても、ライフステージに合わせて、資格を利用して再就職することができるのも強み。生涯にわたって役立つ資格と言えます。

もっと知りたい保育士