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加藤大臣記者会見(令和5年11月7日)

加藤大臣記者会見要旨

(令和5年11月7日(火)11時31分から11時40分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

冒頭、私のほうから1件御案内がございます。
 
計画実行・監視専門調査会、女性に対する暴力に関する専門調査会への出席についてでございます。本日11月7日、男女共同参画会議の下に設置された計画実行・監視専門調査会に出席いたします。今回から第5次男女共同参画基本計画の中間年フォローアップとしまして、各分野における成果目標に基づいた施策の進捗状況と今後の取組について関係府省にヒアリングを行ってまいります。
 
また、明日11月8日は、同じく男女共同参画会議の下に設置されました女性に対する暴力に関する専門調査会に出席をいたします。今回は女性版骨太の方針2023の策定後初めての開催となります。こども・若者の性被害防止のための緊急対策をはじめ、最近の進捗を御報告するとともに、皆様から現状の評価や今後取り組むべき課題などについて様々な御示唆をいただければと考えております。
 
冒頭、私からは以上となります。

2.質疑応答

(問)扶養控除について伺います。一部報道で、高校生のいる子育て世帯の扶養控除をめぐり、政府・与党が控除額の縮小を検討していると報じていますが、このような方針なのでしょうか。現在の検討状況を教えてください。

(答)高校生の扶養控除につきましては、こども未来戦略方針において、児童手当の支給期間の高校生年代までの延長に際して、中学生までの取扱いとのバランス等を踏まえ、高校生の扶養控除との関係をどう考えるか整理をするとされています。
先日、予算委員会では、総理より、高校生の扶養控除について、今後、中高生までの取扱いとのバランスなどの切り口から整理を進め、結論を出していく必要があるとしても、高校生の扶養控除の廃止を前提として議論・検討している事実はないということ、また、整理の結果として、かえって負担が増える場合もあるといった懸念を受け止めたいとの答弁があったところです。現時点では何らかの方針が決まっているものではありませんが、いずれにしても、今後、こども未来戦略方針に沿って、政府全体として整理をし、結論を出していく課題と考えております。

(問)「こども若者★いけんぷらす」についてお伺いします。加藤大臣が4,000人が参画と説明されている登録者について、8月時点で実際に意見を表明できるのは533人にとどまっていたことが明らかになりました。改めて、事実関係、最新の数字、所感、今後の対応について教えてください。

(答)「こども若者★いけんぷらす」では、年齢の確認が済んでいないメンバーの方々も含め、全てのメンバーに対して意見を言える場「いけんひろば」の御案内を送付させていただいております。そして、「いけんひろば」に参加して意見を伝えたいと希望するこどもや若者のうち、年齢確認が済んでいないメンバーに対しては、年齢確認を済ませてから「いけんひろば」に参加をしてもらっております。したがいまして、報道にあったような参加できるメンバーが限られているかのような御指摘は当たらないと考えております。
また、9月からはメンバー登録と併せて年齢確認を行うことができるよう運用の改善を図ったところであります。年齢確認を済ませているメンバーは、現時点で約1,000人ですけれども、今後とも年齢確認が済んでいるかどうかに関わらず、広くメンバーに対して「いけんひろば」の案内を行って、意見を伝えたいと希望するメンバーが意見を述べることができる機会をしっかりと確保していきたいと思います。
あわせて、これまでも年齢確認の書類提出についてメンバーに依頼をしてきたところですが、今後もあらゆる機会を捉えて働きかけをしてまいりたいと考えております。

(問)約1,000人とおっしゃいましたけれども、実数は何人なのでしょうか。また、年齢確認ができていない約3,000人が今もなお意見を表明できない状態にあるということの説明になるかと思うのですけれども、加藤大臣がおっしゃる“4,000人が参画”と、“3,000人が今もなお意見を表明できない状態にある”、このことについては乖離があると思うのですけれども、その点に関して所感を教えてください。

(答)まず、人数について年齢確認が済んでいる約1,000人という数字を正確に申し上げますと、1,001人となっております。
そして、先ほどおっしゃられた年齢確認ができていない方々につきましても意見を言える場についての御案内は送らせていただいていて、その御案内を見て、意見を言いたいと思ったときには、その時点で年齢確認をさせていただければ、意見は言っていただけるという状況でありますので、その時点で年齢確認ができていなくても、速やかに意見が言えるような状況にはできますので、御希望に添って、御意見をどんどん言っていただきたいなというところであります。

(以上)