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加藤大臣記者会見(令和5年10月31日)

加藤大臣記者会見要旨

(令和5年10月31日(火)8時34分から8時39分まで 於:参議院本会議場中庭側)

1.発言要旨

冒頭、私から1つお知らせがございます。令和5年度「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」についてであります。
 
こども家庭庁では、11月を「秋のこどもまんなか月間」とし、こども・子育てに優しい社会づくりのための各種取組を行う予定ですが、その一つとして「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を行います。
 
児童虐待の相談対応件数が年々増加している中、こどもの命を守るためには一人一人の国民の皆様にも関心を高めていただきながら、社会全体で児童虐待防止を推進していくことが必要です。このため、この1か月間において集中的な広報・啓発活動を実施してまいります。
 
本日の閣議では、閣僚の皆様にもキャンペーンへの御協力とオレンジリボンバッジの着用をお願いしました。記者の皆様にもオレンジリボンを御用意していますので、明日以降、御着用いただきますと大変ありがたく思います。
 
また、こちらのパネルに、お子さん向け、保護者の方や住民の方向けに、つらいとき、悩んだときや近隣等のお子さんに対する虐待が心配される場合の相談を呼びかける広報ポスターを掲示しております。
 
こども家庭庁では、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」として、全国どこからでも「189」をダイヤルをしていただきますと担当地区の児童相談所に速やかにつながる通報ダイヤルの運用のほか、スマホ一つで子育てや親子関係の悩みを相談できる「親子のための相談LINE」を運用しております。
 
こどもを虐待から守るため、この「189」や「親子のための相談LINE」に躊躇なく国民の皆様からの御相談をお願いしたいと思います。
 
なお、11月の「秋のこどもまんなか月間」においては、このほかにも全国の自治体と連携した「こどもまんなかアクション」リレーシンポジウムや「健やか親子21全国大会」などの取組を実施してまいります。
 
詳細は、こども家庭庁ホームページを御覧ください。
 
冒頭、私からは以上になります。

2.質疑応答

(問)児童扶養手当について伺います。昨日、岸田総理が衆院予算委員会で、児童扶養手当の拡充は重要で、こども大綱策定に向けて具体化をすると述べましたけれども、検討状況を教えてください。

(答)昨日の総理の御発言について、報道等も出ているということを承知いたしております。昨日の総理の御発言につきましては、児童扶養手当がひとり親家庭にとって重要な経済的な支えになっているという御認識を示されつつ、支援策の具体化についてはこども大綱の策定に向けて検討する旨を述べられたものと認識いたしております。引き続き、こども大綱の策定に向けての検討を進めてまいりたいと思います。

(問)今の関連なんですけれども、こども大綱で具体化するということは、3.5兆円のパッケージの中に入るということ、そういう理解でよろしいでしょうか。

(答)今、年末に向けて具体化の検討をしているところでありますので、この場ではこのとおりで、このようなところでとどめさせていただきたいです。

(問)事務所の家賃をめぐっては、昨日の質疑の中で、税務処理の書類を提出してほしいという要請に対して、大臣のほうからは、お母様は別人格なので控えたいというお答えがありました。改めまして、その税務書類の提出についてはどのようにお考えでしょうか。

(答)昨日も答弁で申し上げましたとおり、慎重に考えたいとは思っておりますが、国会の御判断に従って対応をさせていただきたいと考えております。

(以上)