学院の概要
1.概要
きぬ川学院は、児童福祉法に基づく国立の「児童自立支援施設」です。
児童自立支援施設は、非行などの行動上の問題を起こした児童や、家庭環境やその他の環境上の理由により生活指導を必要とする児童に対して、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い自立を支援することを目的とする施設です。
2.支援内容
自立支援方針は、主として恵まれた環境と規則正しい集団生活の中で、児童の情緒の養育と安定を図ることとしています。
生活は、寮担当である夫婦の専門職員と起居を共にし、集団生活の中で職員や他の児童との良好な人間関係や、生活指導を通して日常生活で必要な基本的生活習慣を身につけさせ、児童が社会の健全なる一員として自立できるよう支援を行っています。
教育は、中学校就学児童に対しては、院内に併設されている「さくら市立氏家中学校うの花分教室」で学校教育を実施します。中学校卒業児童に対しては、本人の希望により基礎学力の養成や高卒認定試験の受験支援を行うほか、就職を希望する児童には、必要な資格取得支援や、適性に応じて院外での職場体験実習等により児童の社会的自立を支援します。
3.基本理念・基本方針(PDF/148KB)
4.沿革
昭和36年4月 開院(国立教護院)
平成10年4月 児童福祉法改正に伴い、国立児童自立支援施設となる
平成13年4月 さくら市立氏家中学校うの花分教室開校
5.組織
6.施設規模
【本館】
【普通寮】
【自立寮(観察寮・自活寮)】
7.学院配置図
8.児童の日課
夫婦である職員が、寮舎において少人数の児童と起居を共にしながら、家庭的な雰囲気のもと実生活の各場面を通じて日常的な生活の中の快適さを体得させ、健全な社会生活を送るために必要な人格の形成、対人関係のつくり方、一般常識や基本的な生活習慣等を習得させるための支援を行っています。
9.年間行事
院内の生活全体に活力とリズムを与え、その実施を通して、児童の情操の育成、情緒の安定を図り、自主性と積極性を養います。
文化行事
開院記念行事、園遊会、氷水会、夏祭り会、宿泊旅行、社会科見学、クリスマス会、餅つき、年賀式、新春会、ひなまつり会、バーベキュー、寮外出 等
体育行事
バレーボール大会、スポーツテスト、水泳大会、運動会、卓球大会、スキー教室、駅伝大会、卓球大会 等
10.権利擁護の取組
国立きぬ川学院では、普段から児童の言動や表情等に注意するとともに、面談や日記などを通じて、児童の気持ちや感情等を丁寧に汲み取っています。加えて、次のような取組を行っています。
子どもの権利ノート「学院のしおり」の配布と説明
意見箱の設置(施設内に複数か所設置)
※令和4年度に意見箱の利用促進を図るため愛称を付与 「きぬポス」
児童アンケートの実施
第三者委員の設置と児童への周知
子どもの権利擁護委員会を開催
学院運営や権利擁護等の取組に関する報告を行い、第三者委員から意見等を聴取し取組に反映。
11.その他
業務概要
人材育成
国立児童自立支援施設における人材育成のための職員研修計画(PDF/984KB)
社会的養護施設第三者評価