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こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第20次報告)

こども虐待による死亡事例等の検証については、こども家庭審議会児童虐待防止対策部会(令和5年4月設置)に設置されている「児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会」において検証が行われている。
今般、令和4年4月1日から令和5年3月31日までの12か月間に発生、又は表面化した児童虐待による死亡事例及び地方公共団体において児童相談所や市区町村の虐待対応担当部署が児童虐待相談として受理した事例のうち、こどもの死亡には至らなかったものの「身体的虐待」等による生命の危険に関わる受傷、「養育の放棄・怠慢」のために衰弱死の危険性があり、令和5年10月1日時点で関わりが継続している重症事例について分析等を実施し、明らかになった課題を受けて報告が取りまとめられました。

こども家庭庁として、本報告の提言を受け、児童虐待防止策をより一層推進していくとともに、地方公共団体、関係団体及び関係者に周知を図り、取組みを通じ、児童虐待の発生予防の対策強化に向けて、こどもの命を守る社会づくりを進めます。

こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第20次報告)(令和6年9月)

※令和6年9月27日 一部誤植を修正しました。

第20次報告の解説動画

死亡事例等の検証の重要性や現地調査(ヒアリング調査)事例における課題の理解と関係機関における児童虐待の再発防止のための着眼点と対応について理解を深めることを目的として、本報告の重要となる部分について本委員会の専門委員による解説等を行う動画を作成しました。

こども虐待による死亡事例等の検証結果等について 第20次報告の解説動画 相澤仁 納米恵美子 川並利治 川松充 鈴木浩之 こども家庭審議会児童虐待防止対策部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会

事例の特性に応じた対応のポイント集

現地調査(ヒアリング調査)を実施した事例を踏まえて、地方公共団体における類似事例の発生予防や再発防止に資するため、主なリスク要因等に応じた対応のポイントや関連する調査研究、通知等を簡潔にまとめた「事例の特性に応じた対応のポイント集」を作成しました。

事例の特性に応じた対応のポイント集

1 DVが背景にある事例
2 きょうだいへの虐待歴のある家庭の事例
3 多胎家庭の事例
4 保育所、学校等と虐待対応担当部署(市区町村や児童相談所)が情報とリスク評価を共有できなかった事例
5 一時保護の判断及び解除時の対応に課題があった事例

問い合わせ先

令和6年9月12日
こども家庭庁支援局
虐待防止対策課
事例分析指導専門官 笠 真由美
主査 水落 彩香 木村 美憂
(電話)03ー6859ー0091