本文へ移動

協議会議事概要(平成29年10月27日開催)

議事概要

1 開催日時・場所

平成29年10月27日(金)午後3時~午後5時までの間
警察総合庁舎大会議室

2 次第及び議事概要

(1)開会
(2)会長挨拶【警察庁生活安全局長】

→ 山下史雄警察庁生活安全局長が挨拶を行った。

(3)議題1 資料1(PDF/109KB)

「児童の性的搾取等撲滅対策推進協議会」規約の改正について
→ 「児童の性的搾取等撲滅対策推進協議会」規約の名称を、「子供の性被害撲滅対策推進協議会」規約と変更する等の改正が承認された。

(4)議題2 資料2(PDF/68KB)

児童の性的搾取等撲滅対策推進協議会活動方針の改正について
→ 児童の性的搾取等撲滅対策推進協議会活動方針の名称を、子供の性被害撲滅対策推進協議会活動方針と変更する等の改正が承認された。

(5)議題3 資料3(PDF/2,572KB)

子供の性被害の状況について【警察庁】
→ 「平成29年上半期における子供の性被害の状況」「平成29年上半期におけるコミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策」「いわゆるJKビジネスの営業実態等の調査の結果について」説明が行われた。

(6)議題4 資料4(PDF/13,980KB)

各府省庁の取組状況の発表
→ 上記関係府省庁が、子供の性被害防止プランに関する取組状況について説明を行った。

(7)議題5 資料5(PDF/1,306KB)

「大人が支える!インターネットセーフティの推進」
【秋田県教育庁生涯学習課 森川勝栄 社会教育主事】
→ 秋田県における「大人が支える!インターネットセーフティの推進」の取組について説明が行われた。

(8)議題6

意見交換、質疑応答等
→ 主な意見については別途3に記載

(9)閉会

3 議題6の主な意見  ※発言者の氏名については非公表

意見交換、質疑応答等において、下記の意見があった。

  • 子供の性被害の事例として妊娠にまで至ってしまうケースがあり、全国レベルでは同様の被害者が多数出ているのが現実ではないか。

  • 被害者の多くは、スマートフォンをツールにして、SNSを介して被害やトラブルに遭うケースが増加していると認識している。「フィルタリングをしないと売らない」という制限をかけられないかとも考える。

  • フィルタリングの普及率が低調であるが、官民が連携して普及率向上の具体策を考えてもらいたい。

  • 子供の性被害における被害者ケアには、費用と時間を要するが、ワンストップセンターを始めとして、継続的に行えるケアシステムの構築が必要と考える。

  • 先程説明のあった秋田県で行われている「大人が支える!インターネットセーフティの推進」は、県内の様々な関係者が協力することで、子どもたちの安全で安心なインターネット利用環境の整備につながる効果的な取組であり、このような行動変容を促す取組が全国的に広まっていけばよいと考える。

  • 国際的にも子供の性被害防止は重要な課題であり、日本ですでに行われている取組を海外にも共有し、また各国の取組を国内に共有することで、国民意識を高めていくことが重要と考える。

  • 子供の被害者から声を聴くため、メール、電話、ラインでの相談窓口を設けているが、大人に比べ子供が相談してくる件数は少ない。

  • 子供が被害者の場合、何の被害に遭っているのかをわからないまま被害に遭っていることもあり、子供の声を聴くことは難しく、かつ被害は深刻である。

  • 匿名で子供の声を聴く窓口や相談窓口そのものの数を増やす必要を感じる。子供の性被害は潜在的な場合が多く、相談窓口を増やし、相談しやすい環境づくりが必要である。