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加藤大臣記者会見(令和5年12月5日)

加藤大臣記者会見要旨

(令和5年12月5日(火)9時55分から10時00分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

冒頭、私から1件の報告がございます。
 
昨日、ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム榊原記念病院開所式に参加をしてまいりました。今回開所したファミリールームは、入院中のこどもたちの付添い家族が休息できる場所であり、家族滞在施設であるドナルド・マクドナルド・ハウスを全国各地に開設している公益財団法人ドナルド・マクドナルド・チャリティーズ・ジャパンが、東京都府中市の榊原記念病院の病棟内に開設した施設となります。
 
開所式の後、私も現場を拝見いたしましたが、先天性心疾患の治療などのため全国各地からやってくるお子さんが長期入院を余儀なくされている中で、付添いに当たるお母さんやお父さんが病院の中で身体的・精神的に休息し、こどもと笑顔で向き合う、元気を取り戻すことができることは、入院中のこどもにとっても大変重要なことであると感じました。今後、このような民間の皆様の取組と相まって、こどもたちの療養生活のサポートが進むよう努めてまいりたいと考えております。
 
冒頭、私からは以上です。

2.質疑応答

(問)先週金曜日に、こども大綱の答申が大臣に提出されましたが、改めて大臣の受け止めをお聞かせください。

(答)先週金曜日に御指摘のとおり、こども家庭審議会より、「こども大綱」の答申を手交いただきました。
いただいた答申の特徴的な点としましては、目指す「こどもまんなか社会」の姿をこども・若者の目線で描いたこと、基本的な方針として、こども・若者が権利の主体であることを明示するとともに、こどもや若者・子育て当事者とともに進めていくとしたこと、また、政策に関する重要事項について、こども・若者の目線で分かりやすく示すため、こども・若者のライフステージごとに提示をしたこと、こども大綱の下で具体的に進める施策について、こどもまんなか実行計画を策定、毎年改定を行い、骨太方針や各省庁の概算要求等に反映することとしたこと、こども・若者・子育て当事者をはじめとする方々から対面、オンライン、チャット、パブリックコメント、アンケート、ヒアリング、訪問等、これまでにない様々な方法で意見聴取を行い、答申に反映するとともに、こどもや若者になるべく分かりやすくフィードバックがなされたことなどが挙げられますが、これらは、これまでの法定大綱では行われなかった初の試みであると考えております。
また、手交に際しましては、大学生や20代の委員も来てくださいましたが、まさにこども・若者・子育て当事者と共につくり上げられた答申であると重く受け止めております。
今後、いただいた答申をしっかりと踏まえて、年内をめどにこども大綱を策定してまいります。

(問)日本版DBSについてお尋ねします。議論が進んでいる自民党内からは、スピーディーな法案提出を目指すべきだという意見も出ています。これまで大臣は次期通常国会以降を目指すとの考えを示していましたが、改めて、次期通常国会をターゲットにして法案提出を目指すお考えがないか、お聞かせください。

(答)法案の提出時期についてであります。昨日、自民党の「こども・若者」輝く未来創造本部におきまして議論があったことは承知をいたしております。
法案の提出時期につきましては、現時点でも定まったものはなく、引き続き次期通常国会以降のできるだけ早い時期に法案を提出できるように早急に制度設計を行ってまいります。

(以上)