本文へ移動

三原大臣記者会見(令和7年4月22日)

三原大臣記者会見要旨

(令和7年4月22日(火)8時19分から8時25分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1. 発言要旨

おはようございます。冒頭私から2件報告がございます。

4月24日、大臣室におきまして、第5回「地域で輝く女性起業家サロン」を開催いたします。この「サロン」では、各地域で活躍しておられる女性起業家の皆さんにお集まりいただきまして、女性の起業に向けた支援策などについて参加者の方々のご経験をもとにご意見いただいております。今回は、青森県、石川県、京都府、岡山県を中心にご活躍の女性起業家の皆さんにご出席をいただきます。

サロンを通しまして、女性の起業の環境づくりに向けた知恵を結集し、必要な施策を「女性版骨太の方針2025」等に盛り込むことを目指したいと考えております。詳細につきましては、内閣府男女共同参画局にお問い合わせください。

先週20日、日曜日に、埼玉県嵐山町にある国立女性教育会館を視察してまいりましたので、ご報告をいたします。今回の視察は、今国会に、国立女性教育会館を機能強化し、新たに男女共同参画機構を設立するための法案を提出していることを踏まえ行ったものでございます。

機能強化に当たりましては、法人の主たる業務を研修施設の運営や当該施設における研修等から、男女共同参画センターを拠点とした地域における連携と協働の促進や、場所にとらわれない人材育成等へと転換することといたしております。

今回実際に施設を訪れまして、国立女性教育会館の施設が、多くの方々の思いのもと、大切に使われてきた施設であるということを改めて実感をしたところでございます。他方、老朽化や利用率の低迷という大きな課題があることもまた事実でありまして、宿泊棟ですとか、また体育館等は手放し、機構として新たな機能をいかんなく発揮できるよう、強化に繋がるような法人の在り方の見直しが必要であるというふうに感じました。

今回の視察の成果も踏まえまして、「女性に選ばれ、女性が活躍できる地域づくり」を進めるため、男女共同参画機構法案の成立に向けて、引き続き、力を尽くしてまいりたいと思っております。詳細は、内閣府男女共同参画局にお問い合わせください。私からは以上です。

2. 質疑応答

(問)18日に公表された横断指針について伺います。こどもの性暴力に関連しての指針、防止についての指針ですけれども、昨日はこども性暴力防止法のための準備検討会もスタートしておりまして、内容的に連動するものかとも思いますけども、これはこれで公表したので、もう既に取り組みを始めてくださいということだと思うのですが。この横断指針の位置づけですとか、公表の目的、このタイミングで公表された理由なんかをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

(答)お尋ねの横断指針は、こども性暴力防止法の施行に先立ちまして、令和6年度のこども家庭庁委託研究事業において、教育・保育等を始めとするこどもと接する場における従事者から児童への性暴力の防止策等について業界横断的に広く活用できる事項を取りまとめたものでございます。
各事業者においては、児童への性暴力を防止する取組等の検討・実践に当たって、業界ごとに必要なガイドラインの作成に役立てたり、既存のガイドライン等がある場合には、取組を継続する中で、本横断指針を必要に応じて参照・活用したりするなど、この横断指針を積極的に活用いただきたいと考えております。
なお、公表のタイミングは、3月に調査研究事業を終えたことを踏まえ、事務的な調整を経て先週公表したものでございます。私も出席した昨日の第1回「こども性暴力防止法施行準備検討会」におきましては、この横断指針の内容も参考にしつつ、こども性暴力防止法に基づく義務の具体的内容について検討が行われました。法の施行に向けては、一層の議論を深めてまいりたいと考えております。

(以上)