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加藤大臣記者会見(令和5年11月28日)

加藤大臣記者会見要旨

(令和5年11月28日(火)8時35分から8時38分まで 於:参議院本会議場中庭側)

1.発言要旨

冒頭、私から1件報告がございます。
 
こども家庭庁では、昨日、第1回「未来をつくる こどもまんなかアワード」の表彰式を行いました。
 
この表彰は、こどもまんなか社会の基本理念の実現に向け取組を実施する団体・個人を2つの部門で表彰し、こうした活動への国民の理解を増進させるとともに、活動をより活性化させることを目的とするものであります。
 
今回、未来をつむぐ「こども・若者」部門の内閣総理大臣表彰を受賞された全国こども福祉センターは、こども・若者自身が生きづらさを抱えて居場所を求める他のこども・若者に声をかけ、仲間とのつながりを得る中で、支援を受けた若者が支援する側に回っていくという循環を10年にわたり続けてこられました。
 
また、未来へつなぐ「応援団」部門の内閣総理大臣表彰を受賞されたケアラーアクションネットワーク協会は、ヤングケアラー当事者であった皆さんが社会におけるヤングケアラーの認知度の向上のための取組などを行い、また、交流会などを通じたピアサポート活動等に尽力をしてこられました。
 
このほか、内閣府特命担当大臣表彰として様々な活動を行っている5団体の皆様を表彰しました。
 
今後、この表彰を通じてすばらしい取組を全国に伝え、こどもまんなか社会の実現のための支援の輪を広げていきたいと考えております。
 
冒頭、私からは以上になります。

2.質疑応答

(問)児童扶養手当に関して所得制限の引き上げという報道が一部ありますけれども、現在の検討状況を教えてください。

(答)児童扶養手当の所得制限の引き上げに関して、今、報道されたような調整を行ったという事実はございません。
本年6月に閣議決定をいたしましたこども未来戦略方針におきましては、今後、こども大綱の中で具体化する貧困等に関する支援策について予算編成過程で施策の拡充を検討することとされております。
これを受けまして、こども家庭審議会等において児童扶養手当をはじめとする経済的支援や就労支援の在り方など多岐にわたる御議論をいただいているところでありまして、ひとり親家庭の生活をしっかり支えるという観点も含めて、引き続きこども大綱の策定に向けて、年末に向けて支援策の具体化を進めてまいります。

(以上)