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三原大臣記者会見(令和7年5月20日)

三原大臣記者会見要旨

(令和7年5月20日(火)9時21分から9時26分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1. 発言要旨

おはようございます。冒頭、私から2件のご報告がございます。明日21日、「今後の障害児入所施設の在り方に関する検討会」を新たに立ち上げ、第1回目の会議を開催いたします。4月の閣議後会見でも申し上げましたけれども、こども家庭庁では、これまでも虐待や貧困、障害・医療的ケアなど、多様な支援ニーズを有するこどもへの様々な支援策を講じてきましたけれども、今後は、こうした様々な困難に直面するこどもたちへの支援について、一層取組を進めていきたいと考えております。

このうち、障害児入所施設については、強度行動障害児、医療的ケア児等ケアニーズの高いこどもや、被虐待児の利用等、利用者像が多様化しているとともに、施設の在り方も、小規模化など家庭的な環境での支援や地域の障害児への支援の充実等、入所施設が果たすべき役割や支援の在り方の検討が必要となっています。

このため、今般、本検討会を立ち上げまして、障害児入所施設の現状や課題等を把握するとともに、社会的養護施策等との関係性も踏まえた役割の整理など、今後の障害児入所施設の在り方について次期障害福祉サービス等報酬改定等を見据えながら、有識者の方々とともに具体的な検討を進めていくことといたしました。

すべてのこどもが性別や年齢、障害の有無、置かれた環境の違いなど、如何なる状況にあっても、誰一人取り残されることなく、健やかに成長できる「こどもまんなか社会」の実現に向けて、こうした様々な困難に直面するこどもたちへの支援に全力で取り組んでまいります。詳細につきましては、支援局障害児支援課にお尋ねください。

続きまして、孤独・孤立対策として2月に立ち上げ、議論を進めてきております「安心・つながりプロジェクトチーム」の第5回会合を22日16時から開催いたします。

第5回会合では、ウエルシア薬局株式会社、東京海上日動火災保険株式会社からヒアリングを行う予定です。ヒアリングでは、民間企業として自治体と連携し、事業活動を通じて孤独・孤立対策に資する取組を実施している事例ですとか、社員に対する孤独・孤立対策を実施している事例等についてお話を伺うこととしております。

孤独・孤立の問題は、社会全体で対応するべき課題であることから、NPO等の皆様のみならず、民間企業の皆様からヒアリングを行い、先駆的な取組の紹介ですとか、率直なご意見をいただくことで、大変有益な示唆が得られると考えてございます。

本プロジェクトにおきましては、引き続き精力的に議論を行い、本年夏ごろに取りまとめができるよう、しっかりと議論を深めてまいりたいと思っております。詳細につきましては事務方にお尋ねをいただきたいと思います。私からは以上です。

2. 質疑応答

(問)江藤農水大臣が先日「米を買ったことはない」と発言して、昨日発言を撤回されましたけれども、もし大臣の受け止めなどがございましたらお願いします。

(答)ご指摘の江藤大臣の発言については、私からコメントすることは差し控えさせていただきます。その上で、昨日、江藤大臣は自身の発言が不適切であったとして、全面的に撤回をしてお詫びの言葉を述べられたというふうに承知をしております。内閣一丸となって、これからもしっかりと対応していきたいと思います。

(以上)