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三原大臣記者会見(令和7年3月7日)

三原大臣記者会見要旨

(令和7年3月7日(金)9時44分から9時50分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見)

1.発言要旨

冒頭、私から3件ご報告がございます。

先ほど「児童福祉法等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。

これは、全国的な保育士の不足や児童虐待相談対応件数の増加等を踏まえまして、保育人材の確保等に関する体制の整備や、虐待を受けた児童等への対応の強化を図るものでございます。

具体的には、保育士・保育所支援センターの体制整備や地域限定保育士制度の一般制度化、3歳児から5歳児までのみを対象としていた小規模保育事業の全国展開とともに、保育所等の職員等が行った児童への虐待についての通報に関する規定の整備、一時保護中の児童との面会制限等に関する規定の整備、一時保護を適正に行うことができる者の登録制度の創設等の措置を講ずるものでございます。

本国会におきまして、速やかにご審議いただくようお願いするとともに、審議に際しては、国会におきまして、しっかりとご説明、ご理解を得てまいりたいというふうに思っております。

続きまして、2件目、本日、こどもの自殺対策の一環といたしまして、関東学院中学校高等学校にて、「深い悩みを持った友人への寄り添い方を学ぶワークショップ」を開催いたします。

こども家庭庁では、こどもの自殺対策として、今年度、高校生を対象にしたワークショップや大人を対象にした講演会の開催など、対象者に応じた広報啓発の取組を進めています。

また、1月末には、昨年の小中高生の自殺者の暫定値公表を受けまして、私から、こども・若者の皆さんに向けた緊急動画メッセージを配信するなど、こどもが自ら命を絶つことのない社会に向けて、こどもの自殺対策の推進に取り組んでいます。

こうした取組の一環として、関東学院中学校高等学校の協力の下、「深い悩みを持った友人への寄り添い方」をお互いに学ぶためのワークショップを開催いたします。今回、私も他の公務が終わり次第、急いで参加をして、時間の許す限り、中高生たちと交流をし、そして直接メッセージをお伝えしたいなというふうに考えております。詳細につきましては、支援局総務課にお尋ねをいただきたいと思います。

3点目、明日3月8日は、国連が定めた「国際女性の日」でございます。この日は「ミモザの日」とも呼ばれており、本日は、シンボルとして親しまれているこのミモザの花、会見室に、あしらわせていただきました。

「国際女性の日」には、世界中でジェンダー平等について考える様々な催しが行われており、私からも、明日、内閣府男女共同参画局のホームページにメッセージを掲載し、同局の公式SNSで発信をする予定でございます。

本年は「国際女性の日」制定から50年に当たりますので、メッセージでは、我が国の女性活躍・男女共同参画社会の形成に向けた歴史的な歩みを御紹介するとともに、これまでご尽力されてきた先人の方々や、今様々な取組を行っておられる方々への心からの敬意と感謝の気持ちをお伝えしております。

ぜひ多くの方々に、明日の「国際女性の日」を、ジェンダー平等について考える機会としていただきたいなと考えております。

2.質疑応答

(問)冒頭、ご発言のあった国際女性デーについてですけれども、改めて男女共同参画社会を進めていく上での大臣の思いというか、意気込みをお願いいたします。

(答)ありがとうございます。
「若者・女性の機会」が守られる社会の実現に向けて、本年12月の閣議決定を目指している「第6次男女共同参画基本計画」の議論をしっかりと、まず深めてまいりたいというふうに思っております。
また、「女性に選ばれ、女性が活躍できる地域づくり」に向けて、関連法案を今国会で提出し、そして成立に向けて力を尽くしてまいりたいと思っております。
そしてまた、意欲ある女性の起業ムーブメントを創出するため、「地域で輝く女性起業家サロン」で得た起業の環境づくりに関する知恵を結集し、必要な施策を「女性版骨太の方針2025」等に盛り込むことを目指し、全力で取り組んでまいりたいというふうに思っております。

(以上)