三原大臣記者会見(令和7年7月22日)
三原大臣記者会見要旨
(令和7年7月22日(火)10時20分から10時26分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)
1. 発言要旨
おはようございます。私からご報告1件ございます。本日、「こどもの悩みを受け止める場に関するプロジェクトチーム」において作成いたしました広報コンテンツを2点公表いたしますので、プロジェクトチームメンバーと共に、概要を報告させていただきたいと思います。
本プロジェクトチームは、昨年の11月から、不安や悩みに直面して、つらい思いをしているこどもたちが思いを打ち明けやすい環境づくりを進めるため、検討を重ね、本年5月に中間報告を公表いたしました。その中で、こどもの周りにいる身近な大人に伝えたいことなどを、一定の成果として、夏休み前を目途に発出する旨を、先日私から説明したところでございます。この度、その成果として、こどもや大人に伝えたいことを電子ポスター及びショート動画としてまとめさせていただきました。
それではこれらの広報コンテンツについて、プロジェクトチームの代表者から説明させていただきたいと思います。
(プロジェクトチームからの発表1)
それでは電子ポスターについてご説明します。電子ポスターについてはご覧のとおり、こども向け、大人向けの2種類を作成しました。こちらがこども向けのポスターですが、こちらのこども向けポスターについては、中間報告の「味方になってくれる大人はきっといる、相談できる相手は、親や先生だけではない」という、こどもの皆さんへのメッセージを伝えることを目的として作成いたしました。こどもたちには、「相談できる相手は、地域の大人や相談窓口など多様である」ことを伝えることができればと考えています。
もう一つ、大人向けのポスターでは、中間報告の「まず耳を傾ける、こどものサインにアンテナを張る」という大人の皆さんへのメッセージを伝えることを目的として作成いたしました。大人の皆さんには、「こどもには言葉に表出されない思いがある」ことを改めて認識していただき、身近なこどもへアンテナを向けるきっかけにしていただければと考えています。
これらのポスターは電子データとしてデジタルサイネージなどでご利用いただくほか、こども家庭庁のウェブサイトからデータを印刷し、紙のポスターやチラシとしてご使用いただくことなどを想定しています。
(プロジェクトチームからの発表2)
次に、ショート動画については、中間報告の内容に関連して、悩んでいるこども本人とその友達に対するメッセージ動画を複数作成しております。
本日お配りしたプレスリリースに記載のとおり、動画は、本プロジェクトチームのウェブサイトに掲載するほか、こども家庭庁公式SNSにも投稿いたしますので、後ほどご覧ください。
本日、7月22日の三原大臣の動画を皮切りに、プロジェクトチームメンバーや著名人の方々からのメッセージ動画を毎週1本ずつ、8月末までに合計6本公開予定となっております。こどもの皆さんに対しては、ポスターと合わせて、この動画を通して、「相談することは勇気ある行動、味方はきっといる」などのメッセージを届けたいと考えております。
これから夏休みに入り、日々の生活リズムや、活動の場が変わる中で、これらのポスターやショート動画を見て、こどもたちが悩みや不安、言葉にしにくいモヤモヤした気持ちを持ったとき、「身近な大人に少し話してみようかな」という気持ちにつながることを期待しております。プロジェクトチームメンバーからの説明は以上です。
これらの広報コンテンツにつきましては、各自治体や教育委員会、先月私もお会いした事業者団体の方々に周知のご協力をお願いする予定であります。報道関係者の皆様におかれましても、周知にご協力をいただけますように何とぞよろしくお願い申し上げます。
広報コンテンツの詳細につきましては支援局総務課にお尋ねください。私からは以上です。
2. 質疑応答
(問)20日投開票の参院選に関連して大きく3点お伺いさせていただきます。
まず今回、与党が大きく議席を減らす結果になりましたけれども、この結果についての受け止めをお願いいたします。
また、今回の結果を受けて、石破首相の責任を問う声もありますけれども、大臣は首相の責任についてどのようにお考えでしょうか。
最後に、こども家庭庁では、今後もこども未来戦略に基づいて、少子化対策や子ども・子育て支援施策を進めていきますけれども、今回の選挙結果からどのような影響があるとお考えか、またどのように対応されるかお考えをお聞かせいただければと思います。
(答)ご質問ありがとうございます。選挙結果につきましては、大臣としてコメントすることは差し控えたいと思います。いずれにいたしましても、少子化対策、そして、こども施策の推進、これは待ったなしの課題であることに変わりはありません。
子ども・子育て支援法や、先般改正されました児童福祉法など各法律、「こども大綱」や「こども未来戦略」といった閣議決定等に基づきまして、こども施策をしっかりと前に進めるとともに、改めてこれまで以上に担当大臣としての職責を全うすべく職務に邁進してまいりたいと思っております。私からは以上です。
(問)参議院選挙を受けて、総理が続投される意向を示されていますけれども、その受け止めがあればよろしくお願いします。
(答)繰り返しになりますけれども、大臣としてコメントすることは差し控えたいというふうに思います。いずれにいたしましても、自分の仕事をしっかりと私はやってまいります。以上です。
(以上)