加藤大臣記者会見(令和6年4月23日)
加藤大臣記者会見要旨
(令和6年4月23日(火)10時21分から10時25分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)
1.発言要旨
冒頭、私から2件報告がございます。
まず最初に、令和6年能登半島地震についてでございます。改めまして、令和6年能登半島地震により命を落とされた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。
本日朝、令和6年能登半島地震復旧・復興支援本部が開催されました。私の方からは、被災地における保育の状況について報告をしましたので、その内容について申し上げます。
被災地におけるこどもたちの保育の状況については、奥能登2市2町において、地理的に通える範囲内で、こどもたちはいずれかの園を利用できている状況でございます。
また、こどもたちやその保護者の方々が、順次、地元に戻ってきている一方で、保育士については、被災後に勤務する数は減少したものの、利用児童数に対応した保育士数は確保できているとお聞きをしております。
こうしたことから、被災地における必要な保育は提供ができている状況にあると考えております。
こども家庭庁としましては、引き続き、石川県庁等と連携しながら、被災したこどもたち、保護者の方々が安心して十分な保育を利用できるよう取組を進めてまいります。
詳細につきましては、こども家庭庁にお尋ねください。
2件目でございます。「孤独・孤立対策強化月間」についてです。
来月5月に、「孤独・孤立対策強化月間」を実施いたします。孤独・孤立の問題は、人生のあらゆる場面で誰にでも起こり得るものであり、社会全体で理解・意識や対策の機運を高めていくことが重要でございます。
初の本格実施となる本年は、お手元にお配りをしてございます資料にある広報ポスターやロゴマークを用いて、孤独・孤立対策が目指す社会像について啓発を行うとともに、全国の自治体や関係団体等でも周知活動をはじめとした様々な取組を集中的に実施していただくこととしております。
また、月間中はメタバース空間「ぷらっとば~す」を開設し、訪れたすべての方に孤独・孤立の問題について理解を深めていただくためのイベントなどを実施いたします。
加えて、月間中の取組として、悩みを抱えている方に向けまして、統一的相談窓口の試行事業である「孤独・孤立相談ダイヤル♯9999」を5月2日午前10時~7日午前10時の期間において開設をいたします。
当事業は、その名称が示すとおり、これまで電話相談を軸に取り組んできたところでございますが、今回の試行では、電話相談と並行して、メール相談のほか、先ほど申し上げた「ぷらっとば~す」上でも相談窓口を設け、音声またはチャットによる相談を受け付ける予定でございます。
5月は新生活でストレスや長期休暇によって、こどもから大人まで悩みを抱えやすくなる時期でもあります。どうか、一人きりで悩みを抱え込まずに、ぜひこの機会に悩みを話してみていただければと思います。
本月間の取組を通じ、孤独・孤立で悩む方を誰一人取り残さない社会をつくるために、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
冒頭、私からは以上になります。
2.質疑応答
質疑応答なし
(以上)