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加藤大臣記者会見(令和6年4月5日)

加藤大臣記者会見要旨

(令和6年4月5日(金)18時11分から18時20分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

冒頭、私から2件ご報告がございます。

まず、令和6年春の全国交通安全運動及び「交通事故死ゼロを目指す日」の実施についてでございます。

交通安全対策担当の大臣として報告でございます。

本日の閣議において、春の全国交通安全運動及び「交通事故死ゼロを目指す日」の実施について、閣僚の皆様に対し、協力をお願いいたしました。

4月6日の土曜から15日月曜までの10日間、春の全国交通安全運動を実施いたします。

また、この期間中、ゼロの付く10日水曜を「交通事故死ゼロを目指す日」とし、国民の皆様の更なる意識の向上や交通事故の発生の抑止が図られるよう、一層の周知を行ってまいります。

今回は、以下の3点を重点として掲げ、運動を推進いたします。

第1に、こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践

第2に、歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行

第3に、自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守

これらについて、地方自治体や関係団体、また多くのボランティアの皆様と力を合わせて、地域の実情に応じた効果的な運動を展開してまいります。

2件目でございます。第5回交通安全対策に関する関係閣僚会議の開催についてでございます。

交通安全対策担当及びこども政策担当の大臣として、こちらも申し上げます。

本日、4月5日の閣議の前に、総理官邸にて第5回交通安全対策に関する関係閣僚会議を開催いたしました。

会議では、令和3年8月に決定した、「通学路等における交通安全の確保及び飲酒運転の根絶に係る緊急対策」のうち、「通学路における合同点検結果に基づく対策の実施状況について」を議題に、令和5年12月末時点の通学路における合同点検結果に基づく対策の実施状況を岸田内閣総理大臣に報告をいたしました。

令和5年度末における対策の実施状況につきましては、現在集計中ですが、当初目標としておりました令和5年度末までに概ね対策を完了すること、暫定的な安全対策を含めると全ての対策必要箇所で安全対策が講じられることとなることが分かりました。

総理からは、令和6年度以降も引き続き、こども家庭庁が司令塔となって、こどもが日常的に集団で移動する経路について定期的な合同点検を行い、対策の改善・充実を図るとともに、ハード・ソフトの両面から、こどもをはじめとする歩行者の安全確保にしっかりと取り組むよう指示がございました。今後も、関係省庁と連携をして、しっかりと取り組んでまいります。

なお、詳細につきましては事務方にお尋ねください。

2.質疑応答

(問)こども家庭庁が4月1日で発足1年となりました。先日の閣議後会見でも言及がありましたが、こども家庭庁1年における主な成果について、特に強調されたいものを教えてください。また、その理由についても合わせて教えてください。
また他方で、こども家庭庁には他省庁との縦割りを打破する「司令塔機能」が不十分との声もあります。発足1年における課題についても、特に課題と感じているものと、その理由についてお伺いします。

(答)この1年の振り返りにつきましては、先日の会見ですでに述べてございますが、わが国初の「こども大綱」や「こども未来戦略」など、新たな政府方針を閣議決定できたこと、また、「子ども・子育て支援法等の一部改正法案」、「こども性暴力防止法案」を今国会に提出したことは、こども・子育て政策を進めるうえで、大きな成果であったと考えてございます。
また、司令塔機能が不十分とのご指摘ですが、総理を長とする閣僚会議であります、こども政策推進会議において、「こども大綱」の案を作成し、閣議決定をしてございます。
また、こどもの自殺対策や性被害防止対策につきまして、こども政策担当大臣の下に、関係省庁会議を開催し、具体的な対策パッケージをまとめるなど、司令塔機能を発揮しながら、様々な取組を進めてきていると考えてございます。
こども家庭庁があってよかったと、こども・若者や子育て当事者の方を始め、一人でも多くの方に実感をしていただけるよう、引き続き関係省庁とも連携をしながら精一杯取り組んでまいります。

(問)自民党の派閥の裏金問題に関係してお伺いします。
昨日、自民党は今回の裏金問題を受けて、関係する議員39人の処分を決定し、世耕前参院幹事長は、離党勧告を受けるなどをしました。党内からは、処分への不満や、総理への責任を問う声が出ている状況でして、今後の党の運営等も問われる状況になっております。
大臣として、今後の国民の政治への信頼回復に向けた取組について、お考えがあればお伺いできればと思います。

(答)大臣の立場として、自民党における処分についてコメントすることは控えますが、岸田総理は自民党総裁として、国民の皆様から多くの疑念を招き、深刻な政治不信を引き起こす結果となったことについて、党総裁として、心からお詫びを申し上げるとともに、二度とこうした事態を招くことがないよう、党のガバナンス改革を進めるとともに、政治資金規正法の改正に向けて全力を尽くしていくと述べられたものと承知をしてございます。
私としましても、政治に対する不信の声をしっかりと真摯に受け止めながら、引き続き与えられた職務に全力で取り組み、一つ一つ結果を出してまいりたいと考えております。

(問)大臣の個人的な話で恐縮ですけれども、今日、日中も委員会で埋まっていて、お忙しいのは承知した上で、この記者会見が18時に設定された理由と、大臣もお二人のお子さんがいらっしゃると思いますけれども、お迎えなど、どうされているのか教えてください。

(答)まず、冒頭申し上げるべきでしたけれども、いつもと違う日程にずらさせていただきまして、協力いただきまして、ありがとうございました。
理由はご承知の通りでありますが、委員会、また本会議で公益二法案が本日議了いたしました。本会議と委員会の両方の日程の都合から、また、朝、先ほど申し上げた閣議や官邸での会議もございまして、このような時間となってしまいました。皆さんのご協力に改めて感謝を申し上げます。
お迎えは、今日は主人が行っております。家族の協力を得ながら、両立をこれからもしっかりと取り組んでまいりたいと思っています。

(問)ちなみに、普段は週にどのくらいお迎えだったり、ご飯とか、お風呂とか、一緒に過ごされているのでしょうか。

(答)普段というものをどのくらいの期間取るかということもいろいろございますし、今は本当に、私以上にスタッフの方が大変ですけれども、ちょっとピークではございますが、その時その時、それぞれ家族と分担のシェアも分け合いながら協力してやってございます。ここは大臣会見でございますので、ここまでとさせてください。

(以上)