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三原大臣記者会見(令和6年12月13日)

三原大臣記者会見要旨

(令和6年12月13日(金)8時30分から8時37分まで 於:参議院本会議場中庭側)

1.発言要旨

今日は、私から2件報告がございます。

先ほど、旧優生保護法補償金等支給法の施行に関する3つの政令が閣議決定されました。

これらの政令は、国が都道府県に交付する事務費や、こども家庭庁に設置する認定審査会等について、必要な事項を定めるものであります。

これらの政令を含め、来年1月17日の法律の施行に向けて、現在、こども家庭庁として必要な準備を進めております。

具体的には、都道府県の窓口体制の強化ですとか、弁護士が請求をサポートする仕組みに係る費用を、今般の補正予算に計上するとともに、本日、特設サイトをこども家庭庁のホームページに開設し、請求に必要な情報を順次掲載していく予定であります。

また、手話・字幕付き動画による広報や、点字版リーフレットの作成・配布など、障害をお持ちの方にも必要な情報が適切にしっかり届くよう、準備を進めてまいりたいと思います。

補償金等の支給が着実に行われるよう、引き続き、施行準備に努めてまいります。詳細は、こども家庭庁母子保健課にお尋ねください。

もう一点、本日、男女共同参画会議を開催し、「第6次男女共同参画基本計画」と女性活躍・男女共同参画の重点方針である「女性版骨太の方針2025」の策定に向けた検討を開始いたします。

「男女共同参画基本計画」は、男女共同参画社会基本法に基づき、閣議において決定しているものであり、今回は2030年度までを見据えた「第6次」の計画となります。

「若者・女性の機会」が守られる社会の実現に向け、官民を挙げて取り組む実効的な基本計画となるよう、まず現行の計画の進捗と課題の分析をきめ細かく行い、国民の皆様のご意見を丁寧にお聞きしながら議論を進めてまいります。

その際、私自身、実際に世の中の女性が、それぞれ置かれた環境で何を生きづらく感じ、何が障壁となって活躍が阻まれているのか、特に地方の女性のお声を丁寧に把握して、実効性のある計画としてまいりたいと考えております。

2.質疑応答

(問)1点よろしいでしょうか。
旧優生保護法の特設サイトを本日から開始するということで、補償金の対象となる方々は、いろいろ障害もお持ちであるとか、手術を受けたこと自体をすごく負い目に感じて、なかなか申請までに至らないというような方もいるかと思うのですけれども、そういった方々とか、あるいはそういう方の周囲におられる方に対して、何か積極的に申請を呼びかけるためのメッセージを大臣からいただけるとありがたいです。

(答)ありがとうございます。
先ほど申し上げましたように、個々に様々な事情がおありだと思います。
しかしながら、都道府県の窓口体制もしっかり強化して、あるいは、先ほど申し上げたように、本日特設サイト、こども家庭庁のホームページに開設します。
そういう形、あるいはリーフレットの作成・配布というものを通じて、とにかく周知徹底をしていくということが私は非常に大切だと思いますので、何かお困りのことがあったら、そういう方々にもしっかりと届くようにしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(問)男女共同参画会議に関してお伺いしたいのですけれども、本日、第6次計画の議論のキックオフということになるかと思うのですけれども、選択的夫婦別氏制度について、経済界等からも強い要請がありますけれども、改めて、どのように議論を進めていきたいか、大臣のお考えを教えてください。

(答)私としましては、国民の皆様にそれぞれの生活の中で、男女共同参画を実行に移していただけるように、国民の皆様と共感を得られるようにしていきたいと思っています。
この男女共同参画会議というものは全体のことでありますので、そうしたことを、やはり国民の皆様の理解を得られるように、しっかりと取りまとめていきたいというふうに思っております。

(問)細かい点で恐縮ですが、旧優生の補償法の関係で、点字入りのリーフレットとかを作成配布されるということですが、これも今日からという理解でよろしいですか。

(答)細かいことは、こども家庭庁の母子保健課に、日時に関しては聞いていただければと思いますが、バナー広告やポスター、リーフレットの電子媒体の配布に関しては、12月下旬、そして、ポスター、リーフレットの印刷物を都道府県に配布するのは1月上旬を予定しています。

(以上)