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三原大臣記者会見(令和7年9月19日)

三原大臣記者会見要旨

(令和7年9月19日(金)9時10分から9時17分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1. 発言要旨

私から冒頭報告3件ございます。

交通安全対策担当の大臣として報告いたします。本日の閣議におきまして、秋の全国交通安全運動及び「交通事故死ゼロを目指す日」の実施について、閣僚の皆様に対してご協力をお願いいたしました。皆様のお手元の資料をご覧ください。9月21日から30日までの10日間、秋の全国交通安全運動を実施いたします。またこの期間中、ゼロの付く日、30日を「交通事故死ゼロを目指す日」として、国民の更なる意識の向上や、交通事故の発生の抑止が図られるよう、一層の周知を行います。

今回は、次の3点を重点として掲げ、運動の実施を推進していきます。

第1に、歩行者の安全な道路横断方法等の実践と反射材用品や明るい目立つ色の衣服等の着用の促進。

第2に、「ながらスマホ」や飲酒運転等の根絶と夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビームの活用促進。

第3に、自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底とヘルメットの着用促進。

これらについて、地方自治体や関係団体、多くのボランティアの皆様と力を合わせて、効果的な運動を展開してまいります。

これから年末にかけては、例年、交通事故が増える傾向にあります。一層の注意が必要でありますので、全国の皆様お一人おひとりにご協力をいただくことが何より重要と考えます。ぜひご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

続きまして、9月21日から24日にかけて、国連本部で開催されます国連総会「第4回世界女性会議開催30周年記念ハイレベル会合」に出席するため、米国ニューヨークを訪問いたします。詳細は、内閣府男女共同参画局までお問い合わせください。

続きまして、来週9月23日は、本年6月に成立・施行されました手話施策推進法で定める「手話の日」であります。内閣府では、手話施策推進法に基づき、手話の普及啓発を図るため、23日から手話ふれあいフェスタを初めて開催いたします。まず、23日13時より、オンラインシンポジウムを開催いたします。

シンポジウムでは、「手話のすそ野を広げる」をテーマとし、手話施策推進法の意義を、聞こえない弁護士の田門浩先生に講演いただくほか、コーヒーチェーンを世界的に展開する企業の手話に関する取組なども紹介いたします。また、黒柳徹子さんのビデオメッセージを公表する予定です。

このほか、手話や手話文化、近く開催されるデフリンピックについて、各界で活躍される聞こえない方・聞こえにくい方や、柔道の金メダリストの谷本歩実さんをお招きし、パネルディスカッションなども行う予定でございます。その後は、9月28日の鳥取県でのイベントを皮切りに、全国5ヶ所で、手話教室やパネル展示など、手話の普及啓発に向けたイベントを実施していく予定でございます。

こうしたイベントを一つのきっかけとして、手話や聞こえない人への理解が深まり、手話を通じた交流が広がっていくことを願っております。ご参加・ご視聴のほど、ぜひよろしくお願いいたします。なお、私の記者会見につきましても、本日の会見の動画配信から、手話通訳の動画をつけてウェブサイトに掲載してまいります。詳細につきましては、事務方にお尋ねいただきたいと思います。私からは以上です。

2. 質疑応答

(問)先ほどありましたデフリンピック、手話の日に関連してお伺いいたします。来週23日手話施策推進法施行後初めてとなる手話の日となります。今年はデフリンピックの開催も予定されていますが、今後どのように手話への理解を広げていきたいとお考えでしょうか。

(答)本年11月には、聴覚障害のある方のスポーツの祭典「東京2025デフリンピック」が日本で初めて開催されます。内閣府では、この機運を活かして、冒頭でご紹介いたしましたオンラインシンポジウムですとか、全国5ヶ所での手話の普及啓発イベント、手話や手話を使う方への理解を深める情報発信を積極的に行っていく予定であります。
こうした取組を通じて、手話は聞こえない方々が長年大事にしてきた「言語」であるということへの理解の促進にもしっかりと努めてまいりたいと考えております。また、学校や大学等、職場、地域において、手話を使用して円滑に生活することができる環境の整備が大変重要だと考えております。関係省庁とも連携して、環境整備に資する取組を推進するとともに、障害者差別解消法の趣旨を踏まえて、聴覚障害のある方への合理的配慮が適切に行われるよう取組を進めてまいりたいと考えております。

(問)総裁選について伺います。先日の政経セミナーで小泉大臣を支持すると表明されました。今回の総裁選について、大臣はどのような総裁選になって欲しいかというところを改めましてお願いいたします。

(答)ここはやはりいつもお伝えしているように、大臣の立場としての会見ですので、一政治家としての発言は差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として個人的に言えば、総裁選の中で本当にいろいろなご意見を戦わせていただいて、私としては、どなたがこども政策、子育て政策、若者政策にも特化していただけるのかというところにも注視したいなというふうに考えております。

(以上)