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三原大臣記者会見(令和7年8月1日)

三原大臣記者会見要旨

(令和7年8月1日(金)9時32分から9時37分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1. 発言要旨

おはようございます。冒頭、私からご報告はございません。

2. 質疑応答

(問)2024年に全国の保育所や幼稚園などでこどもが怪我を負うなどした事故の件数が3,190件だと発表がありました。大臣の受け止めをお願いいたします。

(答)こどもが安全に安心して過ごせる教育・保育施設等での重大事故につきましては、その防止に全力で取り組まなければなりません。一方、昨日公表いたしました重大事故の報告件数の増加には、様々な要因が考えられますが、子ども・子育て新制度の開始に伴い整備しました事故報告制度というものが定着したこと、そしてまた、放課後児童クラブの負傷等の件数が110件増加し、その背景として、利用児童数が令和5年から令和6年にかけて6万2000人以上増加したということなどもあるのではないかと考えられております。
また、負傷等の内訳を見ますと、骨折が前年比348件増となっておりまして、全体の増加の一要因となっています。骨折の増加には、自治体や施設・事業所の要因分析として、「コロナ禍で外遊びが少なくなった分、身のこなしがうまくいかないこどもが増えている印象がある」等の意見もございます。教育・保育施設等における重大事故防止には、これまでの有識者会議における検討に基づいて、過去の事故情報のデータベース化ですとか、午睡中の事故(お昼寝の事故)等を防止するための啓発資料の作成などに取り組んでまいりましたが、これらは、こども家庭庁のウェブサイト上の「こどもの安全を守る」のページからご覧になれるようになっております。
今後、こうした事故防止対策に関する情報の更なる周知等を図って、自治体、施設等が行う研修や、実際の保育などの場でより活用をしていただくように、重大事故の防止対策が適切に講じられるよう、しっかりと取組を進めてまいりたいと考えております。以上です。

(問)第6次男女共同参画基本計画について伺います。先月7月29日、第6次基本計画策定専門調査会が実施されて、骨子案が提示されました。男女共同参画を担当する大臣として、基本計画への受け止めと意欲についてお伺いいたします。

(答)第6次計画の基本的な考え方の骨子案につきましては、男女共同参画・女性活躍に係る取組を推進することが、女性も男性も暮らしやすい多様な幸せを実現する社会形成に資するとの考えのもと、「男女共同参画の推進による多様な幸せの実現」といった大きな柱立てを設けています。また、生成AI等のテクノロジーの進展・利活用の広がりを踏まえまして、男女共同参画の視点のテクノロジー施策への反映と、テクノロジーの恩恵を誰もが享受できるようにする利活用の支援を進めること、そしてまた、女性や若者に選ばれる地域づくりを進め、地域社会の活力を高めていくこと等が盛り込まれています。
12月の閣議決定を目指して、今後、第6次基本計画策定専門調査会において議論を進めてまいるところであります。しっかりとこの第6次基本計画に向けて議論を重ねてまいりたいと思っております。以上です。

(以上)