加藤大臣記者会見(令和6年9月27日)
加藤大臣記者会見要旨
(令和6年9月27日(金)11時17分から11時22分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)
1. 発言要旨
冒頭、1件私から報告することがございます。里親月間についてです。里親制度は、保護者による虐待や養育困難等の理由により、家庭での養育が困難又は適当でないこどもに対して、温かい愛情と正しい理解を持つ養育者が、安定した家庭環境の中で、こどもの健全な育成を図る制度であり、わが国の社会的養護の重要な柱でございます。こども家庭庁では、毎年10月を「里親月間」と定め、自治体、児童福祉施設、里親支援機関、里親会等の関係機関の協力を得ながら、里親制度に関する普及啓発等を集中的に行っています。具体的には、里親制度に関する特設サイトの開設、また、SNS・テレビ・新聞等を通じた呼びかけや、公共交通機関でのポスター掲示等による広報啓発等を行っております。社会全体で里親を支援する機運を高めていきたいと考えておりますので、里親制度へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
冒頭、私からの報告は以上になります。
2. 質疑応答
(問)2件お伺いしたいと思います。旧優生保護法について、現在、原告団、弁護団等と基本合意の締結に向けた協議が進められているかと思いますが、進捗状況について把握していらっしゃることをお伺いしたいということが1点と、今日は自民党総裁選ですが、新しい新総裁が決まって新しい首相が決まるということで、こども政策担当として新総裁、新首相にどういったことを期待するのか、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)まず、1件目でございます。今月13日、原告団及び弁護団の方々と締結した「係属訴訟の和解等のための合意書」におきまして、「今後謝罪や恒久対策、原告団等と関係各省庁との定期的な協議の場の設置等について盛り込んだ基本合意書を締結する」旨を記載しております。また、基本合意書に係る進め方や締結時期等については、原告団等と協議を行っていくものであり、現時点で私から見解を申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。いずれにしましても引き続き早期の締結に向けて取り組んでまいります。
2件目でございますが、本日新しい総裁が決まることになります。岸田政権においては、次元の異なる少子化対策を実現するため、「こども未来戦略」の「加速化プラン」において、3.6兆円に及ぶ前例のない規模でこども・子育て支援を抜本的に拡充するなど、こども・子育て政策を大きく前に進めるという点で大きな実績を残してきたと考えております。次の政権におきましても、「こどもまんなか社会」の実現を目指すという岸田政権の基本的な考え方について、ぜひとも継続、そして発展をしていただくことを期待しているところでございます。
(以上)