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加藤大臣記者会見(令和6年6月18日)

加藤大臣記者会見要旨

(令和6年6月18日(火)9時21分から9時26分まで 於:参議院本会議場中庭側)

1.発言要旨

冒頭、私の方から特にご報告することはございません。

2.質疑応答

(問)明日19日に、参院本会議で可決予定の日本版DBSの制度を盛り込んだこども性暴力防止法と、あと子どもの貧困対策の法改正案について、成立前ではあるのですけれども、大臣の受け止めについてお聞かせください。

(答)今日、参議院内閣委員会においてこ性暴法の方は質疑が予定されておりますし、子貧困法の方も今日、採決が見込まれているタイミングとなります。
こども政策担当大臣としましては、本日も丁寧な答弁を心掛けるとともに、本法律案の成立に向けて最大限努力をしてまいります。

(問)LGBT理解増進法が成立してから、16日で1年が経ちました。その間、基本計画の策定が進んでいませんが、なぜ進まないのか、そして、いつまでに策定したいと考えているかお聞かせください。

(答)理解増進に関する基本計画は、理解増進法に係る国会審議でもご指摘をいただいているとおり、様々な方々からの多様なご意見、これらを丁寧に伺って、また必要な学術研究の結果等も踏まえまして、国民の皆様の納得が得られるものとしていくこと、そういう必要があると考えております。
そのため、これまで連絡会議における有識者の皆さんからのヒアリングに加えまして、既存の各種取組ですとか、様々な調査・研究の成果に関する情報収集、こういったことなど行ってきまして、それらを通じて、計画策定に向けて必要となる知見の収集等に取り組んできたところでございます。
引き続き、現状の国民の皆さんの理解浸透度、これを把握することですとか、性的マイノリティの方はもとより、マジョリティの方も含めた、多様な声を一層丁寧に伺うなど、基本計画策定に向けた準備を鋭意進めてまいりたいと思っております。

(問)策定にあたって、大臣のリーダーシップが見えないと思うのですけれども、今後計画を前に進めるために、具体的にどのようなことをしていくつもりかお聞かせください。

(答)これまで内閣の取組としまして、昨年6月の理解増進法施行後、各府省において、それぞれの所掌に関する分野において取組を進めていただいているところでもございますが、内閣府におきましては、基本計画の策定に向けた検討を進めるとともに、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進を図っていくために、様々な取組をしてまいりました。
例えば、理解増進法の趣旨等の説明をしていくとともに、相談窓口を紹介するリーフレットを作成し、都道府県及び政令指定都市に配布するとともに、内閣府ホームページに掲載をしてまいりました。
また、理解増進法についてのQ&A、これを内閣府のホームページに掲載し、また国及び地方公共団体の連携の促すことを目的とした、地方公共団体の担当課一覧を作成して、内閣府ホームページに掲載する等の取組を進めてきたところでございます。
また、既存研究等の調査分析を行ったほか、理解増進連絡会議をこれまで5回開催させていただき、各府省庁の取組の共有ですとか、有識者からのヒアリング、これらを実施することによって、総合的かつ効果的な理解増進施策の推進を図ってきたところでございます。
引き続き、内閣府としましては、多様性が尊重されて、マイノリティの方もマジョリティの方も全ての方がお互いの人権や尊厳を大切にして、安心して暮らせる社会、また自分らしい人生を送れる社会の実現に向けて、しっかりと取り組んでまいります。

(以上)