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加藤大臣記者会見(令和6年7月9日)

加藤大臣記者会見要旨

(令和6年7月9日(火)11時50分から11時58分まで 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

冒頭、私から報告することは特にございませんので、質疑に入っていただければと思います。

2.質疑応答

(問)昨日、子どもメガホンプロジェクトのこどもたちから、こどもの権利に関しまして提言書が出されましたけれども、こども政策担当として早期に対応できることとか、早期に対応したいこととかありましたらお願いします。

(答)昨日8日、「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」の「子どもメガホンプロジェクト」に関わるこどもたちから提言書をいただきました。
提言書に書いてあることは、どれもとても大事なことだと考えております。
先日策定した「こどもまんなか実行計画2024」においては、こども基本法やこどもの権利条約に関するこども・若者や教員等向けの普及啓発を行うこと、こども・若者の意見反映の取組状況を調査し、好事例を収集、横展開することにより、こども・若者が自由に意見を表明しやすい環境整備に取り組むこと、こどもが安心して相談できる仕組みを構築することなどを盛り込んでおり、これは提言書の内容と軌を一にするものと考えております。
引き続き、こども大綱の基本方針にもあるように、こどもや若者の意見を聴き、対話をしながら、ともに進めてまいりたいと考えております。

(問)旧優生保護法についてお伺いします。今日の午後、超党派の議員連盟が会合を開き、今後の補償のあり方について本格的な議論が始まります。新たな保障の枠組みづくりについて首相から指示もありましたが、今後の対応や検討状況についてお願いします。

(答)7月3日に最高裁判所において、国の損害賠償責任を認める判決が言い渡されたことを受けまして、総理から「国会ともよく相談しながら、新たな補償のあり方について、可能な限り早急に結論を得られるように検討を進めること」というご指示をいただきました。
ご指摘のとおり、本日午後に、超党派の議員連盟の会合が開かれると承知をしており、法務省とともに、こども家庭庁も出席をして、今般の最高裁判決の内容等の現状についてご報告をさせていただく予定でございます。
いずれにいたしましても、総理からのご指示に沿って国会ともよくご相談をしながら、新たな補償のあり方について可能な限り早急に結論を得られるよう、速やかに対応を進めてまいります。

(問)先ほどの質問に関連してお尋ねします。総理や長官から原告らとの面会が17日に決まったとの発言がありました。この総理面会の際に、大臣も同席する意向なのか改めてお尋ねします。
また、面会の際に、先ほども出た新たな補償の内容について、原告の方々に示すお考えがあるのかもお聞かせください。

(答)旧優生保護法訴訟の最高裁判決が言い渡された、当日7月3日に総理から、原告の方々をはじめとする関係者と総理との面会を月内にセットするようにとのご指示をいただいておりましたところですが、先ほど、総理自ら7月17日に面会するということをご発言されたと承知をしてございます。
私自身、判決翌日の7月4日原告の方々とお会いしておりますが、急遽のお話で短時間の面会でございましたので、17日の総理との面会の折には、私も同席をさせていただき、じっくりと当事者の方々のお話を伺いたいと考えております。
そして、補償についてですが、新たな補償のあり方の方針や見通し等につきましては、総理からもご指示があったように、国会ともよく相談しながら、可能な限り早急に結論を得られるように検討を進めてまいります。今申し上げられるのはそこまででございます。

(以上)