『医療的ケアが必要なこどもと家族が、安心して心地よく暮らすために』ー医療的ケア児と家族を支えるサービスの取り組み紹介ー

こども家庭庁では、このたび、医療的ケアが必要なこどもと家族を支える取組について、報告書に取りまとめましたので、公表します。

現在、身体に気管切開部がある、人工呼吸器を装着しているなど日常生活を送る上で医療的なケアを必要とするこどもが増加しています。
今回の調査は、こどもとケアを担う家族を支える障害福祉サービス等を実施する3つの法人を対象として実施しました。

報告書では、サービス内容、こどもと家族がサービスを利用して生活する事例、家族と小児看護師のインタビューを掲載しています。

【取組のポイント】

障害児通所支援－自宅と学校以外で遊び、活動する場
- 同年代の友達との交流でこどもの世界が広がる
- 看護師が同行することで、土曜日や学校休暇中のイベントに参加するなどの外出が実現
訪問支援－自宅で安心して過ごすための居宅介護、訪問看護
- 入浴介助、医療機器の管理など日常を過ごすための支援を通じて、こどもと家族の生活を支える
- 24時間のオンコール体制、ケア児ときょうだい児の身支度など日常生活の介助を実施
相談支援－障害福祉等のサービスを利用するために計画を作成
- 保護者、児童発達支援管理責任者、看護師、保育士がアセスメントを実施
クラウドソーシング－医療的ケア児の親が就業する仕組み
- ケア児の親たちが時間と場所の制約を受けずに仕事し、報酬を得ることができる新たな取組