妊婦健診に関する取組み
妊婦健康診査(以下「妊婦健診」という。)は、妊娠中の母体および胎児の健康状態を定期的に確認するために実施されるものです。特に、貧血、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの病気は、胎児の発育や母体の健康に大きな影響を与えるおそれがあるため、妊婦健診を通じてこれらを早期に発見し、適切に対応することが重要です。
妊婦健診では、妊娠週数に応じて問診や診察を行うほか、体重測定や血圧測定、尿検査などの基本的な検査を実施します。さらに、血液検査や超音波検査などの医学的検査も行われますが、その内容は、医療機関の方針や、妊婦および胎児の健康状態に基づく担当医の判断により異なります。
妊婦健診の頻度は、国の告示(妊婦に対する健康診査についての望ましい基準)により妊娠週数に応じて以下のように推奨されており、妊婦1人につき出産までに14回程度です。
妊娠初期から妊娠23週まで:4週間に1回
妊娠24週から妊娠35週まで:2週間に1回
妊娠36週から出産まで:1週間に1回
妊婦健診については、お住まいの地域の自治体から公費助成が受けられます。詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。
関連する法律等
母子保健法
妊婦に対する健康診査についての望ましい基準(平成27年3月31日厚生労働省告示第226号)
参考情報
- 健やか親子21 妊娠・出産・子育て期の健康に関する情報サイト(妊娠中・産後)
- 妊婦健康診査の公費負担の状況に係る調査結果(令和6年4月時点)
妊婦健康診査の公費負担の状況に係る調査結果について|こども家庭庁